episode 4:「1人美容室開業」 (10か月前~6か月前)

前回のブログでお伝えしましたが、僕は「OPEN1年半~10カ月前」に下記のことを決めました。

 

・お店のコンセプトを決める(※店名が決まっていな方は一緒に決めましょう)
・開業エリアを決める
・メニューや価格、客単価、月間売上を考える
・ホームページを作る

 

 

それでは、今回はOPENから「10カ月前~6か月前」にしていたことをお伝えしていきます。

 

・商工会議所に「マル融資」の相談
・日本政策金融公庫に融資の相談
・ディーラー探し
・物件探し

 


商工会議所に「マル融資」の相談

僕の場合「FCオーナー」→「1人美容室」のオーナーというパターンです。

 

「FCオーナー」になる際に、すでに日本政策金融公庫(公庫)から500万円借り入れをしました。(この段階でまだ返済中です。)

 

調べたところ、融資の返済中でも日本政策金融公庫の融資2回目を受けられるということでしたので、色々調べました。

 

当然ですが金利は低いに越したことはありません。

 

そこで発見したのがこの「マル径融資」(詳しくは→横浜商工会議所【マル径融資】)

 

※簡単に抜粋

マル径融資 (小規模事業者経営改善資金融資)
無担保・無保証人の融資制度 担保も保証人も必要無し。信用保証協会の保証も不要。(日本政策金融公庫の融資制度)
融資対象

・最近1年以上横浜市内で事業を営んでいること・常時使用する従業員数が20名以下(商業・サービス業は5人以下)であること
・所得税・法人税、事業税など納期限の到来している税金を完納していること
・横浜商工会議所の経営指導を一定期間(6ヶ月以上)受けていること
・日本政策金融公庫の融資対象業種であること

融資内容

【融資額】2,000万円以内【利率】1.20%(2023年10月1日現在)
【返済期間】運転資金/7年以内 設備資金/10年以内
【据置期間】運転資金/1年以内 設備資金/2年以内

 

この融資は美容室の場合、もともと美容室を横浜市内で最近1年以上営んでいて、スタッフが5人以下の小規模事業者が対象の融資制度です。

 

僕の場合、FCオーナーの際にすでに開業しておりスタッフを雇っておりました(社員1人、パート2人)のでこの融資が使用出来るのかの確認をしたかったからです。

 

(早速、商工会議の電話しました。)

 

 

横浜商工会議所の○○です。本日はどのようなご用件でしょうか?

 

 

もしもし、「マル径融資」についてお伺いしたいのですが?

 

融資の説明を受け...

 

 

現在の事業の状況をお尋ねします。

 

あと、具体的なご予定はお決まりでしょうか?

 

 

現在はFCオーナーとしてスタッフを雇って経営しているが、10か月後(2025年2月)に契約満了になるので個人で新しく場所を借りて「1人美容室」をOPENさせたいのですが、この場合、経営方針が変わるので、マル径融資を受けることが出来ますか?

 

あと、横浜商工会議所の経営指導を一定期間(6カ月以上)受けていることが条件ですが、会員になってからじゃないとダメでしょうか?

 

ちなみに、すでに日本政策金融公庫からお借り入れをして返済中です。

 

 

事業縮小などに当たるだけで特に問題ないかと思います。

 

横浜商工会議所の経営指導を一定期間受けていること(6カ月以上)に関しては会員でなくても大丈夫ですよ。お電話を頂いた本日付で経営指導スタートという記録になるかと思います。

 

公庫からこちらから日本政策金融公庫(公庫)に確認してみましょうか?

 

ちなみに、現在事業何年目でしょうか?また、赤字などではないですか?

 

 

事業4年目で赤字は無しです。

 

 

有難うございます。

 

それではこちらから日本政策金融公庫に確認しておきます。

 

会話の内容はこんな感じでした。
(※言葉遣いは間違っているかもしれません)

 

という感じで僕は日本政策金融公庫からの連絡を待つことに。

 

僕のパターンからスタートする事は稀かと思います。日本政策金融公庫を利用される方は「新創業融資制度」を利用するかと思いますのでご確認下さい。


日本政策金融公庫に融資の相談

商工会議所への相談から二日後...

 

商工会議所から電話がかかってきました。

 

商工会議所の○○です。

 

日本政策金融公庫の○○さんのお話をさせて頂きましたので、○○さん宛にお電話して頂いてもよろしいでしょうか?

 

電話番号は○○です。

 

 

はい。

 

色々ありがとうございます。

 

早速電話してみます。

 

 

 

早速、日本政策金融公庫に電話をしました。

 

 

もしもし、先日横浜商工会議所の○○さんにご相談させて頂きまして、日本政策金融公庫の○○さんにお電話を掛けて下さいと言われました。○○さんはおてつきでしょうか?

 

日本政策金融公庫の担当者○○さんにかわりました。

 

 

吉田様ですね。

 

商工会議所の○○より話をお伺いしておりますが、詳しいお話をお聞かせいただけますか?

 

 

現在はFCオーナーとしてスタッフを雇って経営しているが、10か月後(2025年2月)に契約満了になるので個人で新しく場所を借りて「1人美容室」をOPENさせたいのですが、融資を受けることは可能でしょうか?

 

 

分かりました。

 

現在の借り入れの状態を確認させて頂きますね。

 

この時点で、僕は日本政策金融公庫の融資を返済中なので支払い状況や残りの期間などを確認していました。

 

 

確認したところ「生活衛生貸付」と「特別貸付」をしておりまして、返済は問題なくされている状態です。

 

1回目の融資はFC会社に言われた通りにて日本政策金融公庫の融資を受けたので、僕はどの融資制度を使用して融資を受けていたのかを忘れていました。

 

 

「生活衛生貸付」は設備資金270万円として
「特別貸付」は運転資金230万円として計500万円をお借り頂いております。

 

上司に確認をとったところ、「新しく融資を受けるためには設備資金としての生活衛生貸付を先に返済していただいた方が良いと思います。」とのことでした。

 

融資を受けられるまでに返済もしくは繰り上げ返済をする事は可能ですか?

 

 

分かりました。

 

ただ、1つ気になることがあります。

 

ネットで2回目の融資を受ける時は繰り上げ返済はしない方が良い。(※繰り上げ返済をすると金利で日本政策金融公庫が収入を得られなくなる為)と書かれていたりするのですが、大丈夫ですかね?

 

 

今回のように設備資金としての融資は繰り上げ返済して頂いても追加融資にマイナスには働かないかと思います。

 

逆に完済後、一定期間以上たつと顧客データを破棄しております。そうなった場合、審査も初めて受ける方と同じようになりますので注意してください。

 

どうやら、2回目の方が提出書類も少なく、審査期間も短くなるようです。

 

 

分かりました。

 

有難うございます。

 

繰り上げ返済を検討させて頂きます。

 

会話の内容はこんな感じでした。
(※言葉遣いは間違っているかもしれません)

 

こうして、日本政策金融公庫への相談は終了。

 

名前は日本政策金融公庫と硬いですが、スタッフの方は皆親切ですので、分からない事や融資の相談などは親身になってくれます。

 

「1人美容室」開業を決めた時点で早め相談をおススメします。


ディーラー探し

この時点で僕はお店のコンセプト、想定客単価、メニュー内容が決まっていたので、仕入れたい材料・薬剤も決まっていました。

 

 

「1人美容室」を開業する方の多くは使用したい材料や薬剤が決まっているかと思います。

 

・使用したい材料の取扱いがあるディーラーを探す
・送料がいくらかかるか。(→大体のディーラーは○○円以上の発注で送料無料というパターンが多い。)
・使用したい材料の値段(→同じ材料でもディーラーにより異なる場合有り)

 

 

美容機器(シャンプーユニット、椅子等)に関してはそこまで拘りが無ければビューティーガレージなどでも中古品が安く出揃っているので、そちらも活用することをおすすめします。


物件探し

初めに言っておきますが物件探しが一番時間がかかります。

 

すぐに良い物件に巡り合うことは稀です。

 

かと言って、早く契約してしまうと空家賃が発生してしまいます。

 

契約となって空家賃が発生して手持ち資金が減少しても平気な期間から探し始めるといいかと思います。

 

 

物件探しはすぐ見つかるパターンと全く見つからないパターンで両極端に分かれます。

 

皆さんは「すぐ見つかるパターン」であることを願っております。

 

それでは僕がおススメする物件の探し方や注意点をお伝えします。

 

1.希望する家賃を決めておく

 

当たり前ですが、良い物件になればなるほど家賃も高く、坪数も大きくなります。
ここが明確でないと、当然ながら不動産屋さんも物件を探すことも出来ません。

 

「家賃=固定費」になるので、最初から高い家賃の物件を選んでしますと資金がショートしてしまう場合があります。
よく言われますが「1ヶ月の売上の10%以内」に収めるのが理想的です。
(月の売上100万円の場合→家賃10万以下を探す)

 

2.不動産屋の探し方

 

まず不動産屋の見つけ方ですが、ネット上にはアットホームやホームズなどの賃貸情報検索サイトも多くある一方で、街を歩くとたくさんの不動産屋を目にします。

 

今はほとんどの物件情報がネット上で手に入ることから、まず気になる物件を見つけたら「その物件上に掲載されている不動産屋に相談予約をする」のがスムーズです。

 

その際に「同じようなタイプの物件情報が他にあれば、そちらも相談予約時に紹介してもらいたい」と一言添えておくといいでしょう。

 

 

知り合いの不動産屋さんに聞くと

 

「以前はネット上に載らない不動産屋だけが持っている物件情報も多くありましたが、今はほとんどの賃貸物件がリアルタイムでホームページや検索サイトに公開されていることがほとんどです。」とおっしゃっていました。

 

まれに街に昔からあるような小さな不動産屋は大家さんと直接つながっているケースもあり、仲介業の代理店にまだおろしていない物件情報も手に入るかもしれないので、リサーチ時に気になる不動産屋があった場合は直接来店してみるのもありです。

 

 

3.不動産屋は1軒だけでなく複数回る

ネットで気になった物件を見つけた際に、同じ物件を複数の不動産屋が扱っているケースが多々あります。
その際は1軒にしぼらず複数の不動産屋に相談予約を入れてみましょう。

 

理由は2つあります。

・物件が気に入った場合、物件相談や内見時にていねいな対応をしてくれる担当者のいる不動産屋で話を進めるため
・仲介物件だけでなく自社の管理物件を複数持っている不動産屋もあるので、できるだけ多くの物件情報に触れられるようにしておくため

 

大手の不動産屋(仲介業者)は物件の大家さんと直接つながりのある不動産屋から物件情報がまわってきていることが多いため、そのエリアに出まわっている物件情報はかぶっている事も多いのです。

 

自分に合った不動産屋で物件契約をスムーズに進めるためにも、不動産屋は何軒かまわることをおすすめします。

 

4.物件探しの注意点

 

僕が思う物件探しの注意点をお伝えします。

 

理想的な物件でもターゲット層がいないエリアはやめておく

もし自分の理想に合う物件があらわれたとしても、自分の開業する1人サロン・個人店舗のターゲット層がいないであろうエリアの場合は考えなおしたほうがいいでしょう。

 

なぜかというと、シンプルに「需要のないところにお店をオープンしてもお客様は来ない」からです。

 

条件としては申し分ないという物件に出会ってしまうと、当然心はゆれ動くものです。

 

ですが、自分の開業するサロンや店舗のターゲット層、コンセプトをいま一度確認し、それと合わない物件はやめておくほうが無難です。

 

美容室に適した設備があるか

「1人美容室」をオープンするにあたり、一番お金がかかるのは内装・外装工事です。

 

そのため、居抜きやスケルトン問わず、特に費用がかかる空調や水周り・電気などの既設の設備が整っている物件を見つける事が大事です。

 

とはいえ、素人には分からない事も多いかと思います。
なので、物件を2~3店舗に絞ったら、いくつかの内装業者に連絡をし、一緒に物件を見ていただきましょう。
内装業者さん達はプロなので、物件ごとの費用の見積もりを提示してくれます。

 

 

この時に大事なのは美容室施工を得意としている内装業者に連絡することです。

 

内装業者でも美容室の施工をあまりおこなっていない内装業者だと余計な費用が後から発生する場合があります。

 

 

ときめかない物件はやめておく

僕は何件も物件をまわって内見を重ねましたが、「物件の入り口でここでの開業後のイメージが沸いた」物件は実際にオープンした物件だけでした。

 

これは嘘のようで本当の話ですが、「入り口に立っても自分の中でときめかない物件はやめておく」はぜひとも頭に入れておきましょう。

 

物件探しにあせりは禁物

物件との出会いは、人と人との出会いと同じ「ご縁」です。

 

なかなかピンとくる物件がないということは、まだ「ご縁」のある物件と出会っていないということですから、あせらず待ちましょう。

 

「開業まで時間がないのに物件が見つからない」ことであせって物件を決めてしまうと開業自体の失敗にもつながってしまいます。

 

 

上記が僕が物件探しをするときに大事にしたことです。

 

物件探しはすぐ見つかるパターンと全く見つからないパターンで両極端に分かれます。

 

皆様は「すぐ見つかるパターン」であることを願っております。